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3つのテストで効果をチェック
果たして、AK620 ZERO DARK(以下、AK620 ZD)冷却時は、どの程度パフォーマンスに差が出るのか確かめていこう。
CPUがフルロードされる「CINEBENCH R23 (10min)」や、Adobe Media Encoderを使っての書き出し。「Cyberpunk 2077」のプレイを行った際のスコアや処置に要した時間、フレームレートに加え、「HWiNFO64 Pro」でCPUの温度や動作クロック、消費電力をモニタリングした。
定番の「CINEBENCH R23 (10min)」を、水冷のLiquid Freezer II – 360環境で実行すると、マルチコアのスコアは”37484”スコア、シングルコア”2027”スコアを記録。今回のテスト環境は、Ryzen 9 7950Xの性能をしっかりと引き出していると言える。
続けてAK620 ZDに付け替えて、CINEBENCH R23を実行すると、スコアはLiquid Freezer II – 360での冷却時と、ほぼ並ぶ結果で、37000台のスコアを安定して出した。CPUコア温度(CPU (Tctl/Tdie))は、Ryzen 7000シリーズが安全に動作可能な温度となる95度に達し、コアクロック(「Core 0 Clock (perf #1/1)」、「Core 8 Clock (perf #13/14)」)も、最高、平均ともにほぼ同じに。
消費電力の「CPU Package Power [W]」は、AK620 ZDよりも低い消費電力でクロックを伸ばせているのか、Liquid Freezer II – 360環境では平均204.67Wと、AK620 ZDから6W程度下がっていた。
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