AMD HEROES

twitter
facebook
line

FSRでフレームレートが2倍以上に向上!PC版『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』をAMD「Ryzen 7 5700X」&「Radeon RX 6700 XT」で遊んでみた(3/4)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

とにかくグラフィックの美しさに圧倒
アクションアドベンチャーとしての作り込みは折り紙付き

 今回は『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』を実際にプレイしてみたが、とにかくグラフィックの美しさに驚かされる。単に人物や背景が精細に描かれているだけでなく、照りつける光、風に吹かれる砂埃などが臨場感たっぷりに表現されている。

 高所に登ったときに周囲をグルリと見渡してみると、ずっと眺めていたくなるほどの絶景が広がっている。この世界の美しさを引き上げるために、より高性能なグラフィックボードにアップグレードしたいと思わせるほどだ。

ゲーム中のどのシーンを切り取っても、1枚の絵画のように感じられるほど美しいグラフィックだ

 アクションアドベンチャーとしての作り込みは、言うまでもなく折り紙付き。「Game of the Year」をはじめとする150以上のアワードを受賞している『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』は、多彩なアクションを比較的少なめのレバー、ボタンで操作できる。

 昭和世代の筆者でも、デフォルト難易度の「中級」で、やり応えを感じつつ、それでいてストレスなくゲームをサクサクと進められた。攻略の鍵となる場所に自然と視線が誘導されるようにデザインされており、プレイしていて引っかかりを感じることはない。

穴があればくぐりたくなるもの。このように地形をデザインすることで、プレイヤーの行動を誘導しているようだ

 「アクション」パートでのプレイ感は非常に気持ちがいい。「アンチャーテッド」と言えば「クライミング」が醍醐味のひとつ。大部分はテンポよく進められるが、時折難所が登場する。そこを頭をひねってクリアーしたときの喜びは格別だ。

「謎解き」パートも周囲をしっかりと観察すればクリアーできるようにデザインされている。「なるほどね!」とスッキリ感を得られるアドベンチャーパートに仕上げられているので、苦手意識のある方も安心して挑戦してほしい。

壁面に手がかり、足がかりのない場所では「投げ縄」を使って飛び移る。タイミングはそれほどシビアではない


格闘アクションシーンは、「X」(攻撃)、「Y」(振りほどく)、「B」(ロール)の単純操作でプレイできる

 ストーリーは映画そのもの。シリーズ主人公のネイサン・ドレイクと兄のサムが子どもの頃のエピソードが挿入され、ストーリー本編ではふたりの関係性が丁寧に描かれている。

 たとえ「映画」として見たとしても、これだけ緻密にストーリーが綴られている作品は珍しい。本作で初めて「アンチャーテッド」シリーズをプレイしたとしても、ネイサン・ドレイクというキャラクターに魅力と親近感を感じずにはいられないはずだ。

ネイサンとサムは同じ孤児院で暮らしていたが、サムは孤児院を飛び出したあと、ネイサンをひとり残して町を出たという過去がある


その後、紆余曲折あり奇跡の再会を果たしたふたり。お互いに愛情と負い目が入り交じった複雑な感情を抱えている


物語を彩る脇役たちは、一癖も二癖もありつつも人間的な魅力を備えるキャラクターばかりだ

 メインシリーズが5作品、スピンオフが1作品リリースされて、非常に多くのファンに愛されている「アンチャーテッド」シリーズ。どれからプレイするかは悩ましいところだが、今回の『アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション』はグラフィック、システムともにシリーズ最高のクオリティーだ。シリーズを未プレイの方にこそ、ぜひ最初に挑戦して欲しいタイトルだ。

この記事もおすすめ

PAGE TOP