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安くなったAMD Ryzen 4000/5000 シリーズに最適。1万円を切るコスパ重視派待望のマザーボードBIOSTAR 「B450MH Ver.6.3」(1/3)

文●ふっけん 編集● AMD HEROES編集部

Ryzen 7000 シリーズが登場も、予算を抑えるならRyzen 4000/5000 シリーズがお勧め。

今年のAMD CPUのトピックを言えばRyzen 7000 シリーズの発売であろう。性能は非常に素晴らしいのだが、現状ではエントリーモデルが発売されていないことやメモリがDDR5専用となると、コスパ派の私が注目するのは安くなったSocket AM4のRyzen 4000/5000 シリーズである。

しかし、筆者が大阪日本橋のPCパーツショップを廻ったところRyzen 4000/5000 シリーズに対応するSocket AM4マザーボードの種類は少なめで1.5万円を切るようなエントリーモデルはほとんど見かけなくなっている。円安をはじめ電子部品の高騰を考えると仕方がないとも言えるのだが。

せっかく安価になったRyzenがあるのにマザーボードが高くて買えない・・・そんなコスパ派にお勧めしたいのが、このBIOSTAR「B450MH Ver.6.3」である。予想販売価格は9800円とこのご時世に1万円を切るのも嬉しい。

 

使いやすいエントリーモデル。対応CPUの多さも魅力的。セカンドPCにも最適。

このB450MH Ver.6.3はエントリークラスのマザーボードであり、型番からわかるようにAMD B450チップセットを搭載している。写真の通り非常にシンプルなモデルだ。

チップ世代としてはやや古いが、CPUはRyzen 1000~5000 シリーズをサポートしている為、Ryzen 4000/5000 シリーズはもちろん、それ以前の手持ちのRyzenを活用することも可能である。保守用に1枚持っておくというのもありだ。(代理店のアユートによれば、Ryzen以前のBristol RidgeのAシリーズやAthlon X4には対応しないとのこと)

メモリソケットは2本と少ないので4GB×2枚よりは、8GB×2枚や16GB×2枚の構成で組むのがお勧めだ。メモリ容量を増やしたくなったときに今使っているメモリが無駄になってしまうからだ。最初から大きめの容量を選んでおこう。

 

ストレージはM.2(NVMe)×1、SATA6G×4。多くは無いがシステムドライブを高速なM.2のSSD、データドライブをSATA接続のSSDやハードディスクといった一般的な使い方には全く問題ないだろう。

リアパネルのコネクタ類を見ていこう。ディスプレイ出力はHDMIとVGAポートだ。これを使用する場合はRyzen 5 5600Gなどグラフィックス内蔵のCPU(APU)が必要なので注意したい。VGAポートがあるので古い余ったディスプレイをサブディスプレイとして使用することもできる。

 

USBポートはUSB3.2 Gen1(5Gb/s)×4、USB2.0×2ポートを備えている。また、ピンヘッダとしてUSB3.2 Gen1(5Gb/s)×2ポート分、USB2.0×2ポート分が用意されている。上位のマザーボードと比べると少ないとは言え、リアパネルだけで6ポートあるので入力デバイスの他、WEBカメラやヘッドセット、外付けドライブ類も同時に使用することができる。

PS/2ポートもあるので古くからの歴戦の愛用キーボードがある諸氏にも対応可能だ。あとは有線LANとアナログオーディオポート類となっている。

このマザーボードはMicroATXであるため、小型のタワーケースやブックタイプのスリムケースに搭載するのもありだ。ショップブランドPCのアップグレードにも良いかもしれない。

付属品は以下の通り。

・SATAケーブル×2本
・I/Oパネル
・冊子マニュアル
・ドライバ・ユーティリティDVDROM

 

マニュアルには日本語が記載されていないが、非常にシンプルなマザーボードなのでメモリの挿す順番(2ソケットなので2枚挿すならそもそも不要だが・・・)と電源やリセットスイッチなどのフロント用ピンのアサインだけ図面で確認すれば問題ないだろう。

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