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高負荷時でも60度!冷却性能も強力な「TUF Gaming Radeon RX 7900 XTX OC Edition 24GB GDDR6」レビュー(2/4)

文●加藤勝明(KTU) 編集●AMD HEROES編集部

RTX 4080と対決させる検証環境はこれだ!

 今回の検証では、TUF Gaming Radeon RX 7900 XTX OC Edition 24GB GDDR6のパフォーマンスを(性能的な)ライバルであるGeForce RTX 4080と対決させる。GPUドライバーは検証時点における最新であったAdrenalin 23.1.1とGameReady 528.24を使用した。そのほか、コア分離(VBS)やSecure Boot、Resizable BAR、HDRなどはすべて有効化している。

検証環境
CPU AMD「Ryzen 9 7900X」(12コア/24スレッド、最大5.6GHz)
CPUクーラー ASUS「ROG RYUJIN II 360」(AIO水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASUS「ROG STRIX X670E-F GAMING WIFI」(AMD X670E、BIOS 0805)
メモリー G.Skill「F5-6000J3636F16GX2-TZ5NR」(16GB×2、DDR5-5200)
ビデオカード ASUS「TUF Gaming Radeon RX 7900 XTX OC Edition 24GB GDDR6」(Radeon RX 7900 XTX)
   NVIDIA「GeForce RTX 4080 Founders Edition」
ストレージ Corsair「CSSD-F1000GBMP600」(NVMe M.2 SSD、1TB、システム用)+Silicon Power「SP002TBP34A80M28」(NVMe M.2 SSD、2TB、ゲーム用)
電源ユニット Super Flower「LEADEX PLATINUM SE 1000W-BK」(80PLUS Platinum、1000W)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2)

PrimaryとSecondaryの差に注目

 まずは「3DMark」でスコアーを見てみよう。ここではTUF Gaming Radeon RX 7900 XTX OC Edition 24GB GDDR6のPモードとQモードの結果も比較してみたい。

3DMark:ラスタライズ系テストのスコアー

3DMark:レイトレーシング系テストのスコアー

 性能重視モードと静音モードを切り替えられるビデオカードは各社から出ているが、ASUS製カードにおけるPモードとQモードの差は、性能差が本当に小さい。

 今回の検証でも各テストのスコアーを比較すると、Qモードに対して最大2%程度しかスコアーが変わっていない(この点についてはSAPPHIRE製のRX 7900 XTXカードのレビュー記事と比較すると面白いだろう)。どちらのモードを選んでも何かを大きく犠牲にすることはない、という同社のメッセージが感じられる。

 ここでシステム全体の消費電力もチェックしておこう。ラトックシステム「RS-WFWATTCH1」を使い、システム起動10分後の安定値を“アイドル時”、Time SpyのGraphics Test 2実行中のピーク値を“高負荷時”として計測した。

システム全体の消費電力

 性能が微妙に下がったので、それに伴って消費電力も微妙に下がっている。どちらを選んでも大きく変わらない、というのはある意味安心感すらある。ちなみにスイッチの切り替え時は再起動が必要だ。

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