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突然やってきたセカンドPCにピッタリのグラフィックス内蔵エントリーAPU(3/4)

文●ふっけん 編集● AMD HEROES編集部

アップグレードの効果は抜群。4K解像度にも対応できるのは嬉しい。

正直、Ryzen 3 4300Gの性能は基本的にRyzen 3 Pro 4350Gと同じなので、どのような比較をするか迷ったのだが、今回は前項のアップグレードの効果を試す形としたい。是非、10年選手のマシンを使っておられる方にお勧めして欲しいからだ。

また、過去のAMD環境からのアップグレードも想定してSocketFM2+時代のA10-5800K搭載PCとの比較も実施している。主な構成は以下の通り。(本文中ではそれぞれ新PC、旧PC1、旧PC2と記載する。)

 

■CPU性能はシングルスレッドで2倍、マルチスレッドで4倍以上

定番のCPU性能測定ベンチマークソフトであるCINEBENCH R20で比較してみた。

(最新のCINEBENCH R23ではないので注意してほしい。R23だと旧PC1のメモリ4GBで内蔵グラフィックスを使用する環境だとメモリ不足によるスワップが発生してしまい正しいと思われる結果にならなかった。)

結果を見ると、新PCのRyzen 3 4300Gは旧PC1のCore i3-2120のシングルスレッドで約2倍、マルチスレッドは約4倍もの大差をつけている。旧PC2のA10-5800Kに至っては更に大差がつく形となっており、エントリーモデルとは言え10年の歳月は凄いなと感じるところである。

 

■ドラゴンクエストⅩオンラインベンチではFull-HDでもすごく快適

Ryzen 3 4300GはエントリーモデルのAPUだが、VEGA世代のRADEON Graphicsを搭載しているので、ゲームがプレイできるか気になる方も多いと思う。まずは比較的軽めに動作するドラゴンクエストⅩオンラインベンチを試してみた。画質は「標準品質デスクトップ」を選択している。

旧PC1のCore i3 2120環境では1280×720でもスコアは1500を切っており「重い」判定でプレイは難しいようだ。旧PC2のA10-5800K環境で1920×1080で「普通」まで大きく伸びた。新PCのRyzen 3 4300Gだと更に約2.5倍のスコアとなり「すごく快適」と最上位の判定となり、ドラゴンクエストⅩをプレイは快適にプレイできるだろう。

 

■原神は画質設定次第で十分にプレイ可能

もう一つのゲームタイトルとして筆者もプレイしているオープンワールドRPG「原神」をプレイできるか試してみた。エントリー構成の環境なので画質は「中」「低」「最低」、解像度は「1920×1080」と「1280×720」の2種類を試している。

旧PC1のCore i3 2120環境では起動しなかった。旧PC2のA10 5800K環境では動作するが1280×720の画質「最低」で何とか30FPSを確保できている状態だ。VRAMが足りないのか1920×1080の画質「中」ではハングアップしてしまった。

これに対し、Ryzen 3 4300Gは画質「最低」なら1920×1080でもほぼ60FPSをキープ、1280×720に落とせば画質「低」で50FPSを超えるので画質に調整すれば十分に遊べるだろう。(ちなみに筆者はほぼ同性能のRyzen 3 Pro 4350G環境で1年ほどプレイしていた。画質に妥協が必要とはいえ内蔵グラフィックス使いFullHD解像度で3Dゲームがプレイできるとは・・・と感心したものだ。)

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