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AMDはWQHD向けGPU「Radeon RX 7700 XT/ RX 7800 XT」で優勢を取れるか?【前編】(1/5)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

Radeon RX 7700 XTとRX 7800 XTが国内で9月8日に発売!

2023年9月6日、AMDはWQHDゲーミング向けの新GPU「Radeon RX 7700 XT/ RX 7800 XT」の販売をグローバルで解禁した。本邦における発売日は9月8日11:00に解禁となる。

北米における予想価格はRX 7700 XTが449ドル、RX 7800 XTが499ドルと発表されているが、同じWQHDゲーミング向けGPUである「GeForce RTX 4070」が599ドルスタートだったことを考えると、今回もコストパフォーマンスを売りにしたGPUといえる。

国内ではリファレンスカードは発売されず、各ベンダー製品が販売されるが、原稿執筆時にASRockから頂いた情報によると、「Radeon RX 7800 XT Phantom Gaming 16GB OC」が9万2800円、「Radeon RX 7800 XT Steel Legend 16GB OC」が8万9800円、「Radeon RX 7800 XT Challenger 16GB OC」が8万6800円、「Radeon RX 7700 XT Phantom Gaming 12GB OC」が8万2800円、「Radeon RX 7700 XT Steel Legend 12GB OC」が7万9800円、「Radeon RX 7700 XT Challenger 12GB OC」が7万5800円となっている。

メーカーごとのブランドにもよるが、RX 7800 XTは8万中盤から9万円台、RX 7700 XTが7万中盤から8万円前半といったところのようだ。

既に発売済みのフルHDゲーミング向けである「Radeon RX 7600」よりもVRAM搭載量が多く、かつ接続インターフェースやメモリーバス幅など足回りも強化されているため、より負荷の高い状況に強い環境がほしい人向けのGPUといえる。

今回筆者は幸運にもRX 7700 XTおよびRX 7800 XTの検証用サンプルに触れる機会に恵まれた。RX 7800 XTに関してはMBA(Made By AMD)なリファレンスカードが、RX 7700 XTに関してはASRock製のファクトリーOCモデル「Radeon RX 7700 XT Challenger 12G OC」をお借りできた。

既存のRX 6000シリーズやライバルであるRTX 4070等と比較した場合、ゲームパフォーマンスはどの程度違うのか? 前編・後編の2回に渡り検証していきたい。

RX 7800 XTはリファレンスカードが貸与された。全体のテイストは昨年発売されたRadeon RX 7900 XT(RX 7900 XT)のリファレンスカードに似ているが、ファンが2基になっている

RX 7800 XTリファレンスカードの裏側

補助電源は8ピン×2を必要とする

映像出力系はスタンダードな構成。DisplayPortは2.1仕様であるため、将来DisplayPort 2.1仕様の高付加価値・あるいは高性能なディスプレーが出たらすぐに乗り換えられるというのがAMDの主張するRX 7000シリーズの強みとなる

RX 7700 XTはリファレンスカードが存在しないため、テスト用機材としてASRock「Radeon RX 7700 XT Challenger 12G OC」が貸与された。カード長はおよそ262mm

バックプレートは通気用の穴のない、シンプルなデザイン。PCBはこのバックプレートとほぼ同じ長さである

こちらも補助電源は8ピン×2仕様。コネクターの隣にLEDを強制消灯できるスライドスイッチが見える

映像出力系は特筆すべき部分はない。カードの厚みは目測で2.5スロット程度だろうか?

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