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AMD「Ryzen 7 5800X3D」はL3キャッシュに3D V-Cacheという積層実装技術を使うことで96MBという広大なL3キャッシュを搭載したCPUである。Ryzen 7 5800X3DのレビューはNDA解禁直後に行なっているが、普通のCPUとして見た場合、概ねCPUコア数とTDPが等しいRyzen 7 5800Xよりもやや下の性能を示している。
一部(Lightroom Classicなど)巨大なL3キャッシュの効果がみられたシーンもあったが、既存のアプリでは使い切れない。むしろ動作クロックがRyzen 7 5800Xよりも下げられた結果として性能も5800Xより下になる傾向が強い。
しかしAMDはRyzen 7 5800X3Dを「世界最速のゲーミングプロセッサー」と位置付けている。前回のファーストレビューでもゲームを使って検証したが、Ryzen 7 5800X3Dがゲームにおいてライバル(Core i9-12900K)より強いとは言える結果は得られなかった。
前回の検証はゲーム7本「しか」使わなかったが、検証範囲をもっと増やしたらどうだろうか? 筆者のレビューでゲームを使う場合は比較的新しいタイトルを中心にピックアップしているが、やや古めのタイトルも含めた場合どうなるのか? そこで今回は合計40本のゲームを使い、Ryzen 7 5800X3DとCore i9-12900Kでどちらが高いフレームレートを出せるか検証してみたい。
予めお断りしておくと、次のページからフレームレートを比較するグラフが延々と40個続く。とりあえずRyzen 7 5800X3D対Core i9-12900Kの勝敗だけ知りたい方はこのページ下の検証環境だけ目を通したあと最後のページに飛ぶとよいだろう。気になるゲームの結果だけ見たいという人は、下のリンクから個々のページへ飛ぶと良い。ゲーム名は全て英語表記がベースになっている。
●ゲーム名別リンク
Anno 1800/ Apex Legends/ ARK: Survival Evolved/ Assassin’s Creed Valhalla/ Back 4 Blood/ BIOHAZARD RE:2/ BIOHAZARD VILLAGE/ Borderlands 3
Control/ Counter-Strike: Global Offensive/ Cyberpunk 2077/ Days Gone/ DIRT 5/ F1 2021/ Far Cry 6/ ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ(Final Fantasy XIV: Endbringer)