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Ryzen自作のシチュエーション別に3製品をピックアップ

コスパ重視でAMD Ryzenを組むならこれ!マザーボード3選 (1/4)

文●石川ひさよし

 Ryzenをベースとした圧倒的な性能のハイエンドPCが人気だが、「コスパのRyzen」を選ぶなら「PC一式でもコスパ重視で」といった意見も聞く。とくにコスパ重視のPCは、初めての自作PCを組む方の目標にもなっていることが多い。ただ、CPUはコスパのRyzenを選んでも、次のステップにあるマザーボード選びはなかなか難しいのではないだろうか。まずチップセットが5種類ほどあり、それぞれのチップセットを搭載したマザーボードとなると膨大な数で、そこから望みの1枚を選び出すことになる。初心者にとってそれは少々難しいことなので、編集部が選んだRyzen向けのコスパ抜群マザーボードを3製品紹介しよう。

現行3チップセットは求めるパフォーマンス、欲しい機能が決め手

 3製品のマザーボードを紹介する前に、少しだけ説明を加えておこう。まず、5種類のチップセットがあると書いたが、それはX470、X370、B450、B350、A320の5つだ。ただ、X370とB350は1世代古い製品だ。旧チップセットを搭載するマザーボードは、新チップセットが登場した今、お買い得になっていることは事実だが、現行の第2世代Ryzenとの組み合わせでは一部利用できない性能に関わる機能もある。そのため、実質的にはX470、B450、A320の三つから選ぶことになるだろう。

各チップセットの機能比較

X470 B450 A320
マルチGPU(CrossFireX) ×
マルチGPU(SLI) × ×
PCI Expressレーン 8 6 4
USB 3.1 Gen2 2 2 1
USB 3.0 6 2 2
USB 2.0 6 6 6
Serial ATA 4 2 2
SATA Express 2 1 1
StoreMI ×
XFR2 Enhanced ○※ ×
PBO※ ○※ ×
※PBO=Precision Boost Overdrive
※B450チップセットにおけるXFR2 EnhancedおよびPBOは「X」が付く第2世代Ryzenとの組み合わせでのみ有効
※300番台チップセットは、XFR2 Enhanced、Precision Boost Overdriveといった第2世代Ryzenで追加されたCPU性能に関わる機能に非対応

 三つのチップセットの中でもフル機能と言えるのがX470だ。それに続くのがやや機能を削ぎ落としたB450、大幅に削ぎ落としたA320となる。ただ、少し機能を削ぎ落としたB450でも、多くのユーザーは納得するだろうスペックだ。

 X470とB450の大きな違いは四つ。X470はXFR2 EnhancedおよびPBOにフル対応するが、B450は「X」付きの第2世代Ryzenのみとなる(逆に「X」付きRyzenを組み合わせれば同等と言える)、NVIDIA SLIが使える(X470)か使えない(B450)か、チップセットから引き出すPCI Expressのレーン数が8レーン(X470)か6レーン(B450)か、USBやSerial ATAのポート数(X470のほうが多い)といったところだ。SLIについては、現行GeForce RTX 2000シリーズでは、2080 Tiと2080でのみのサポートなので、ほとんどの方がシングルGPUだけで運用することになるだろう。また、PCI ExpressレーンとUSB、Serial ATAに関しても、B450のレーン数、ポート数で一般的なニーズは十分まかなえるよう設定されている。

 ただし、ハイエンドのチップセットを積むマザーボードは、耐久性や付加機能でも期待される。同じメーカーでX470マザーボードとB450マザーボードを比べたとき、よりよい部品が使われているのがX470だったり、見た目もよく機能豊富なのがX470だったりといったことはある。

 A320は少々特殊だ。PCI Expressレーン数はX470の半分にまで減らされ、NVIDIA SLIはもちろんRadeonのCrossFireXにも非対応、USBのポート数も減っている。重要なのは一つ古い300番台チップセットである点だ。第2世代Ryzenで追加されたXFR2 Enhanced、Precision Boost Overdriveといった機能をサポートしていないため、第2世代Ryzenの性能に多少のキャップがかかる。もちろん、倍率変更によるオーバークロックも非対応。このように、性能や拡張性を多少犠牲にしてもコストを抑えたい方に向けたチップセットだ。

 さて、ここで紹介する「コスパのよいマザーボード」は、単に安いという基準だけでオススメするわけではない。そんなことをしたら、A320マザーボードだけになってしまう。コストパフォーマンスは、価格に見合った性能が得られるのかどうかだ。求める性能別に、フル機能を求める方、ゲーミングPCを求める方、ゲーム目的ではなく普段のブラウジングをするためのPCやセカンドPCを求める方と、三つのシチュエーションに分けて紹介していこう。

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