動画視聴も快適
続いては、人によっては最も使用頻度が多いであろう、動画視聴を行なってみた。
ストリーミング動画配信サービスのHuluとNetflixを再生した際や、4K、フルHDのmp4動画やBDを再生した際のCPUとGPU負荷をチェックしてみた。
まずはHuluとNetflixで、画質はともに自動(最高)で再生すると、CPU、GPU負荷ともにNetflixのほうが負荷は高めになるが、再生にまったく問題なし。CPU負荷は10〜25%程度と、映画などを楽しみながら、別のちょっとした作業を行なえる負荷率になっている。
ブルーレイやMP4動画も快適に再生
続いて、パナソニックの4Kビデオカメラで撮影した4K H.264動画や、解像度1920×1080ドットのH.265動画、Power DVDを使ってのBD再生を試すと、いずれもスムーズに再生できた。4K動画を再生した際は、Video Decode負荷が50%台に達したが、CPU負荷は30%程度だったので、ながら作業も十分可能だ。
OSもアプリもサクサクと動作
Windows 10含めて、5万円台と手ごろな価格で揃えられ、普段使いに申し分ない性能を持っているDeskMini A300&Athlon 200GE搭載PCは、ねらい目だ。消費電力も低く、アイドル時15W。Huluやmp4動画再生時18.9W、4K動画再生時28.7W。さらにPCMark 10 Applicationsテスト中のWordやExcel動作時も20W台に収まっていた。
もちろん、冒頭で触れたとおり、DeskMini A300は、より内蔵GPUの性能が高いRaven Ridge世代や、最新のPicasso世代のRyzen APUへの対応も期待できる。そのため、2Dゲームやアクション性の高くないMMORPGをフルHDで遊ぶくらいなら快適に行なえるライトゲーム向けPCとしても魅力だ。
そのため、パソコンを1台新調したいが、場所を取る大きさのモノは必要ない、価格はできるだけ抑えてゲームをしたいという人にもオススメ。
今回のように価格を抑えて普段使いやちょっとした作業を行なうサブPCや、子供の“はじめてのパソコン”などとして活用するか、対応CPU&メモリーをできるだけ詰め込み、ライトゲーミングPCとして活用するかなど、用途に応じてこの夏1台組んでみることをオススメしたい。