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ヒートシンクレスのシンプル派
CFD販売「PG3VNF」
CFD販売 PG3VNFの主なスペック | ||||||
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型番 | CSSD-M2B1TPG3VNF | CSSD-M2B2TPG3VNF | ||||
容量 | 1TB | 2TB | ||||
コントローラー | Phison PS5016-E16 | |||||
インターフェース | M.2 PCIe Gen 4 x4 with NVM Express | |||||
NANDフラッシュ | 3D TLC | |||||
キャッシュ容量 | 1TB | 2TB | ||||
シーケンシャルリード | 毎秒5000MB | |||||
シーケンシャルライト | 毎秒4400MB | |||||
ランダムリード(4K QD32) | 600K IOPS | |||||
ランダムライト(4K QD32) | 500K IOPS | |||||
書き込み耐性 | 1800TBW | 3600TBW | ||||
動作環境温度 | 0~70度 | |||||
消費電力 | 非公表 | |||||
本体サイズ | 80×22mm | |||||
重量 | 非公表 | |||||
保証期間 | 5年 | |||||
実売価格 | 3万円前後 | 6万円前後 |
採用チップが3製品とも同じ
各メーカーの違いはどこ?
細かな表記の違いはあるものの、各製品の公称スペックはほとんど横並び。それもそのはずで、これらの製品はコントローラーにPhisonの「PS5016-E16」を採用し、東芝製のNAND「BiCS4」およびSK hynixのDRAMキャッシュ「H5AN4G8NBJR」を搭載する点まで、まったく同じ構成をとっている。
そもそも現在はPCIe 4.0に対応できるコントローラーがほとんど世に出ていないため、こうした状況になるのもやむを得ないと言える。
簡単に違いがわかるところといえば、製品に付属するヒートシンクの有無だろう。CorsairのMP600およびGIGABYTEのAORUS NVMe Gen4 SSDには専用のヒートシンクが付属するが、CFD販売のPG3VNはヒートシンクなしでの販売となる。
高速なぶん、どの製品も動作時には高温になるため、必ず何かしらのヒートシンクを着用した状態で動作させることをすすめたい。今回のX570チップセット採用マザーボードは、ミドルレンジ以上のモデルで各M.2スロットにヒートシンクを備えた製品が多いので、特にPG3VNFを使う場合はそうした製品と組み合わせるのがベストだ。
実売価格は1TBモデルが3万円~3万5000円前後、2TBモデルが6万円前後と、さすがに価格がこなれた最近のPCIe 3.0対応SSDと比べれば値が張るものの、さすがにこればかりは致し方ないだろう。
先に述べた通り、現時点の製品は言わばPCIe 4.0対応SSDの第1世代なので、将来的にはより高速なモデルが登場することも考えられるものの、高性能なM.2 SSDに魅力を感じるハイエンドユーザーにとって唯一無二の選択肢なのは間違いない。Ryzenで構築するハイエンドPCのお供としては、鉄板のチョイスにもなり得るだろう。