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Radeon RX 5700XTのワットパフォーマンスを劇的に向上させる「低電圧運用」のすすめ(3/6)

加藤勝明(KTU) 編集● ジサトラハッチ

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

検証環境は?

では実際にRX 5700 XTのリファレンスカードを低電圧運用したときのパフォーマンスを検証しよう。今回の検証環境は以下の通りだ。ドライバーはAdrenalin 19.8.1を使用している。

検証環境
CPU AMD「Ryzen 7 3800X」(8コア/16スレッド、3.9~4.5GHz)
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570)
メモリー G.Skill「F4-3200C16D-16GTZRX」(CPU定格で運用、8GB×2)
ビデオカード AMD「Radeon RX 5700 XTリファレンスカード」
ストレージ GIGABYTE「GP-ASM2NE6200TTTD」(NVMe M.2、2TB SSD)
電源ユニット Silverstone「ST85F-PT」(850W、80Plus Platinum)
CPUクーラー Corsair「H110i」
OS Microsoft「Windows10 Pro 64bit版」(May 2019 Update)

Radeonの低電圧運用でポイントになるのはワットパフォーマンスであるため、GPUの消費電力が上がったか下がったかを確認する必要がある。ただいつものようにシステム全体の消費電力だけを見ると違いがわかりにくくなる可能性がある。GPUの消費電力が下がったとしても、その時GPUが頑張ってしまう可能性があるからだ。

Radeonの場合、Wattmanで追跡できる“Power”がGPU単体の消費電力ではないかと言われている。「HWiNFO」だと「GPU Core Power」と「CPU Memory Power」、さらに「GPU ASIC Power」の3つが追跡可能だが、WattmanのPowerにほぼ一致するのは「GPU ASIC Power」であった。よって今回はGPU ASIC Powerを追跡することにした。

Wattman上で見られる“Power”と、HWiNFO上の「GPU ASIC Power」は同じ値を示すようだ

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