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【話題のPCゲームピックアップ!第5回】

Radeon RX 5700 XTで4Kプレイもサクサク! ゲームモードも豊富な都市開発SLG「Cliff Empire」をプレイ(1/3)

文● 松野将太 編集● AMD HEROES編集部

GPUには「Radeon RX 5700XT」を搭載したASUSの「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:Cliff Empire
■メーカー名:Lion’s Shade
■価格情報:1220円
■公式サイト:https://www.lionsshade.com/cliff-empire

都市を建設するのは崖の上、スペースの使い方が攻略のキモ

限られたスペースに建物や施設を建設していくことで都市に機能を持たせ、徐々に人口を増やしていく、といったゲームスタイルを取るのが、いわゆる“都市開発シミュレーションゲーム”だ。この手のゲームとしておそらくもっとも著名なタイトルは「シムシティ」だが、近年も「Cities: Skylines」や「Frostpunk」といった秀作が登場し、根強い人気を誇っている。

核戦争後、地上を捨てて宇宙に進出した人類は、再び地上で生活するために人工の崖(Cliff)の上へ都市を建築していく

「Cliff Empire」は、そんな都市開発シミュレーションゲームの中でも一風変わった特徴を備えたゲームと言えるだろう。10年間に渡る核戦争後、人類が拠点を宇宙に移した世界が舞台となる本作では、人類が再び地上で生活するため、放射能の影響がない高くそびえる人工の崖(Cliff)の上に都市を建設することが主な目的となる。ゲーム開始時点ではまっさらな崖があるのみだが、そこに住宅や電力生成用の太陽光発電パネル、風車などを建設して宇宙から移住者を呼び寄せつつ、人々が豊かな生活を送れるよう都市を運営していく……というのが主なゲームの流れだ。

コンパクトな崖の上に施設を置いていく。あっという間にスペースは埋まっていくため、改築を繰り返して大都市を目指す

ポイントは、建物を建設できる崖のスペースが非常に限られており、形もいびつなこと。コンパクトな空間で都市を建設するあたりは「Frostpunk」にも似ているが、本作はスペースの狭さに加え、建築可能な崖が複数存在するのが攻略のキモとなる。科学が発達していく中盤以降は建物の建て替えがほとんど必須と言ってよく、どこにどのような建物を設置するか、どのタイミングで建物を改築したり建て替えたりするか、といった判断が重要だ。建設しておくべき施設も幅広く、初プレイで上手く都市を運営するのはかなり難しい。

崖は複数用意されており、高架橋での接続や貿易船の行き来で交流が可能

逆に言えば、運営の失敗が早いタイミングで分かるため、トライアンドエラーがしやすいのはひとつのメリットだ。こういったシミュレーションに不慣れで、いきなり広いスペースを埋めるのが苦手なプレイヤーにはかえって取っつきやすいかもしれない。ちなみに、複数の崖の形状は当然のこと、湖の有無や日照量や風量といった条件もばらばらで、それぞれ崖の特徴にマッチした都市建設をしていく楽しみもある。それぞれの都市を高架橋や貿易船で連携させれば、より運営はスムーズになっていくだろう。

都市運営シムにアクシデントはつきもの。建物の火事なども起こるが、メンテナンスセンターを用意しておくことで迅速に消化が可能

都市運営にあたっては、住民の要求に応えるのはもちろん、気候変動への対処、宇宙ステーションからの物資要求、敵の襲撃といったイベントを乗り越える必要がある。特に襲撃が厳しく、対策せずにおくと街が凄まじい勢いで焦土になってしまうので、事前に迎撃用の施設は作っておきたいところだ。場合によってはかなりシビアな状況になるものの、カスタムゲームによってこうした設定のオン/オフが可能なので、じっくり都市を運営したい場合はゲームモードを「サンドボックス」にしてみるのもアリだろう。

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