Ryzen 7 3700X & Radeon RX 5700XT環境での快適度は?
では、「Cliff Empire」がAMDプラットフォームでどの程度快適に動作するかを試してみよう。テストにあたり用意したのは、現行製品の鉄板構成とも言える8コア/16スレッドの「Ryzen 7 3700X」、および最新の「Navi」こと「Radeon RX 5700XT」を搭載したASUSの「ROG-STRIX-RX5700XT-O8G-GAMING」だ。
グラフィックス設定はプリセットがないため、個別に負荷がもっとも高くなるよう設定し、フルスクリーン環境で解像度はフルHD(1920×1080ドット)、4K(3840×2160ドット)の2パターンをそれぞれ選択。等倍速度で都市を放置した際の1分間のフレームレートを「Fraps」で計測している。
フルHD解像度では平均フレームレートが112fps、4Kでは平均59fps前後と、4Kでのプレイもまったく問題ない結果となった。観光モードで街を見回るのも楽しいタイトルということもあって、グラフィックスはなるべく綺麗に保っておきたいところ。とはいえ極端に重いタイトルではなく、フルHD解像度であればエントリークラスのGPUでもプレイは可能だろう。
ゲームモードを変えて遊ぶのも一興
本作の基本はさまざまな困難に立ち向かう都市運営シミュレーションだが、ゲーム開始時にモードを選択することで、ひたすら建築を堪能する「サンドボックス」、拠点防衛を主眼に置いた「タワーディフェンス」といった、やや趣の異なる遊び方ができる。1年ほどのアーリーアクセス期間を経て先日から正式サービスを開始した本作は、総じて価格1000円とは思えないほどの遊びがいがある作品と言っていいだろう。都市運営系シム愛好家はもちろん、これが初めてという人にもオススメしやすい1本だ。