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世界初、Ryzen 9 5900HX&Radeon RX 6800M搭載の「ROG Strix G15 Advantage Edition」の性能をチェック(3/3)

ジサトラハッチ 編集●ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

メインストリームのデスクトップPC並みのCPU性能
かつWQHDで快適にゲームが遊べるGPU性能が同居

本機は先日アスキーの生放送番組「ジサトラKTU」にて紹介したとおり、詳細な実ゲームのベンチなどは、ライターの加藤勝明氏に任せるとして、筆者は基本ベンチの結果などで簡単に本製品の性能をお伝えしたい。

まずはCPUベンチの定番CINEBENCH R23の結果だ。本機は以前筆者がレビューした同社の「Flow X13」と同じく、システム用制御アプリ「Armoury Crate」をプリインストールしている。そこで、いずれのベンチマークもデフォルトの「パフォーマンス」ではなく、最も性能が高く設定される「Turbo」で計測している。

CINEBENCH R23のマルチスレッドの結果は13761ptsと非常に高い。たとえば、コスパが高く人気のデスクトップCPU「Ryzen 5 5600X」と比べてもシングルスレッド性能は、同じZen 3アーキテクチャーであることもあって若干劣るが、マルチスレッド性能は6コア/12スレッドの「Ryzen 5 5600X」が10968ptsなので、それに勝る。

同じ8コア/16スレッドのインテル第11世代「Core i7-11700」などは、9200pts前後と1万を超えなかったりするので、CPUによっては最新のメインストリームのデスクトップCPUに勝る驚異的な性能を有している。

PCMarkは総合が7375、おおむね高いスコアーを備えているが、特にコンテンツ制作に焦点を当てたDigital Content Creation、なかでも写真編集のスコアーがかなり高いことが分かる。

3DMarkのスコアーは、本機のディスプレー解像度2560×1440ドット(WQHD)のTime Spy Extremeで115fps、Time Spyで100fpsをマーク。やや動作が重い3DMarkの結果でどちらも100fpsを超えているのであれば、実ゲームはほぼWQHDで快適に遊べることが期待できる。

最後に実ゲームをCapFrameXで計測した結果も2つほどお見せしたい。ひとつは定番で人気のApex Legendsだ。今回は時間が限られていたので、CapFrameXのANALYSISの結果画面を切り抜いてお見せする。いずれも解像度はWQHDのまま計測している。

Apex Legendsは画質「ウルトラ」で平均127.3fpsと、120fpsを超えるスコアーを示している。全体の1%である99パーセンタイル(P1)のスコアーも109.9fpsと高いので、ほぼ遅延を気にせず快適にプレイできるようだ。

次にAAAタイトルとしてサイバーパンク2077の結果を確認したい。画質は最高設定の「ウルトラ」に設定している。

サイバーパンク2077は、さすがにWQHDだと重いが、それでも平均57.3fpsとカジュアルで遊ぶ分には申し分ないスコアーを示している。本作の最高のビジュアルも存分に楽しめると言える。余談だがフルHDにすると平均87.1fps、P1が60.2fpsに向上。エフェクトの激しい戦闘時に重さが気になるようなら解像度設定を見直すとイイだろう。

「ROG Strix G15 Advantage Edition」は、以上の簡単な計測結果からも分かるように「AMD ADVANTAGE」準拠のノートPCとしては最高クラスの性能を有し、WQHDであれば現行のPCゲームがいずれも快適に遊べる。高いリフレッシュレートも備えるため、高フレームレートを求めるFPSユーザーにも持ってこいの製品だ。

従来のハイエンドなゲーミングノートPCだと、バッテリー駆動時間がおまけ程度の数時間ほどしか持たなかったが、Zen 3の優れた電力効率によるところもあるのか、公称駆動時間は約11.8時間と一般的なビジネスノートPCに迫る性能も有しているので、外でのイベントなどで使う想定をしている人にもオススメできる。

今回は細かく触れていないが、Radeon SoftwareによるAMD Link経由のスマホ連携や、Radeon搭載機へのリモート接続といったAMD独自の競合メーカー製品にはないメリットも活用できるのも魅力的だ。

価格は直販で22万9800円と20万を超えるが、製品によっては25万は超えてくるハイエンドなゲーミングノートPCとしてはかなりお買い得。多少高くてもPCゲームを長くノートPCで遊びたい、という人は一度購入を検討してみてはどうだろうか。

(提供:日本AMD)


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