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VIVE Pro相当なら「VRChat」で120Hzも
最後に「VRChat」でも試してみた。ご存じの通りワールドの作り込みや参加するプレイヤーの数でもパフォーマンスに大きな変化を与えるため、あくまで参考としてご覧いただきたい。今回は「Japan Shrine」のワールド入り口に立った時のフレームタイムを測定する。負荷を同じにするため他のプレイヤーの介在しない状態での測定となった。
テスト環境はVRAM使用量が4GBをやや超える程度のマイルドなワールドだが、GPUフレームタイムは意外と長い。RX 6600 XTだと30msを大きく超えるため実質30fps表示、RX 6700 XTで40fps相当、RX 6800や6800 XTでも13〜14msどまり(60fps相当)となる厳しい結果となった。
ではVIVE Pro相当の解像度設定にした状態での計測結果も見てみよう。
解像度を下げるとGPUフレームタイムも劇的に低下。RX 6600 XTは約半分の15.5msあたりに、RX 6700 XTではギリギリ120fps出る8.2msまで短縮した。RX 6800 XTならば5.5ms程度まで下がるので、プレイヤー数の多い状況でも120fps表示が得られる可能性が高まる(VRChatで120fpsが有用なのかどうかはさておき……)。
まとめ:エクストリームモードを使い切るならRX 6800より上が確実?
たった5本のゲームで断言するのは少々気が引けるが、今回検証した範囲ではVIVE Pro 2の液晶のポテンシャルを全て引き出せるエクストリームモードにはGPUパワーがある程度必要なことが確認できた。せっかくのネイティブ解像度&120Hz表示をフルに活かすのであれば、RX 6800以上にすることを強くオススメする。RX 6600 XTでもエクストリームモードは選択できるが、画面の更新に無理があることは明らかだ。
(提供:AMD)