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RPGは3D表現の最新ゲームが高い画質設定でも30fps以上で遊べることもある
さて、今度はジャンルを変えてRPGの動作を確認していきたい。最初は昨年末に発売されたコーエテクモゲームスの『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』を見ていきたい。
本作は3D表現の可愛い女の子が主人公ということで、映像美をどれだけ落とさずプレイできるかが気になるため、度々筆者はPCの性能計測に使用しているが、結論から先に言うとやはり少し重い。
画質設定を「Low」に設定すれば、解像度1280×720ドットでも遊べる範囲の動きにはなるが、下の写真のようにかなり映像が眠たい画像になる。寝転がりながらレベル上げに勤しむなどをする場合なら問題ないが、せっかくの可愛いキャラクターを堪能したいなら、より高性能なPCでプレイしたいところ。
Low設定では、平均36fpsで動作し、時々動作が重く感じる時もあるが、遊ぶには支障ない動きになる。本作では解像度を960×540ドットまで下げられてフレームレートも平均45fps前後まで上げられたが、キャラクターがより粗い表示になるため、あまりオススメできない。遊ぶなら解像度はそのままに「Low」設定くらいがイイだろう。
©コーエーテクモゲームス All rights reserved.
お次は今年7月からテレビアニメも放映中のバンダイナムコエンターテインメント『SCARLET NEXUS』(スカーレットネクサス)をピックアップ。超脳力を駆使する独特なアクションバトルが、どれだけ快適に動作するのかが気になるところ。検証では画質設定を「高」にして、「キクチバ」の上層工事区域の入り口付近の敵と戦闘中のフレームレートを計測した。
3D表現のキャラクターで武器と超脳力を駆使する激しいアクションをするためとても重そうに見えるが、画質設定が「高」でも平均30fps以上を維持してプレイできた。短い検証時間ではあまり感じなかったが、多少落ちるシーンもあるようなので、カク付きが多いと感じる場合は、画質設定を見直すとイイかもしれない。
SCARLET NEXUS™ & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
今度はバンダイナムコエンターテインメントの『テイルズ オブ』シリーズの最新作『Tales of ARISE』(テイルズ オブ アライズ)の動作を確認したい。本作はシリーズで初めてUnreal Engine 4を採用。独自開発の3D CGアニメーションと、ufotableによる手描きアニメパートがあるほか、本作のために開発された「アトモスシェーダー」により、水彩画のような透明感のある映像美を実現している。
本作の場合各種表現処理をOFFにして、メニューテクスチャ品質&シャドウ品質を「MIDDLE」にすると、平均51fpsほどに上がったが、絵画のような色味や光の表現が大分落ちる。そのため各種表現処理はONのまま、品質は「HIGH」にしたところフレームレートは平均32.6fpsに。これでも遊べなくはないが、本作の戦闘はアクション性があるため、『スカーレットネクサス』同様に多少重いと感じたら、映像品質を少し下げる工夫が欲しいところ。
描画解像度スケールは、標準で100で200まで上げられる。しかし、描画スケール200にするとフレームレートは極端に落ちるが、AYA NEO 2021の7インチサイズでは解像感の違いを強く感じられないので、これはあまり気にする必要ないだろう。
Tales of Arise™ & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
では、少し軽めだろうということで、スマホでもプレイ可能な根強い人気のmiHoYoの『原神』も試してみよう。原神は、かつてASRock「DeskMini X300」などの小型PCにて、デスクトップ用Ryzen APUでの動作も確認している。フレームレートは「璃月港」付近で移動と戦闘をして計測した。
画質設定は「高」にした場合でも、場所によっては60fps近くで動作し、戦闘時などは40fps前後で動作していた。最小は27.5fpsだが、感覚的には30fps以上で動作しており、特に問題なく遊べていた。ゲームの作り方にもよるが、スマホや後述するNintendo Switchとのクロスプラットフォームのゲームは、軽めに作られていることもあるので、AYA NEO 2021のようなUMPCとの相性も良さそうだ。
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