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ゲーム機型UMPC「AYA NEO 2021」でアイマスなど10本以上のゲームの動作をチェックしてみた(6/7)

ジサトラハッチ 編集●ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

格闘ゲームは60fps近辺で動作する画質設定が望ましい

では、今度は格闘ゲームでの動作を見ていこう。まずは定番の『ストリートファイターV』で動作をチェックしてみた。

AYA NEO 2021のアナログスティックは、中央が丸形に少し凹みがあり、指がフィットする形で個人的には操作しやすいと感じた。波動拳や昇竜拳も出しやすく、カジュアルに遊ぶなら十分快適だろう

画質設定

格闘ゲームは、60fps上限で作られていることが多く、熟練のプレイヤーの場合、1フレーム単位で戦術を練っている。そのため、他のゲームよりもフレームレートが高めに出ていないと、ジャンプ速度が目に見えて遅くなったり、技の出にズレを感じる場合もある。『ストリートファイターV』は、ベンチマークソフトも用意されており、ほぼ60fpsに張り付くようなフレームレートでないと「快適」評価にならない。

今回の評価でも、ジャンプや移動が明らかにスローになることはなく、一応問題なく動作しているくらいのフレームレートは維持していたが、筆者のように格闘ゲームはソロプレイで遊ぶ程度のライトユーザーでも技の出のズレは感じるほど。UMPCでオンラインプレイをガチでプレイする人はあまりいないとは思うが、画質設定を調整して、自分の納得できる範囲で遊ぶのが良さそうだ。

©CAPCOM CO., LTD. 2016, 2020 ALL RIGHTS RESERVED.

格闘ゲームの最新作ということでアークシステムワークスの『GUILTY GEAR -STRIVE-』(ギルティギア ストライブ)の動作も見ておこう。本作はシリーズ初、Unreal Engine 4を採用。美しい手書きイラスト風のセルシェーディングを実現し、迫力あるアニメーションのカットインが入る、ギルティギアらしいカッコよさが存分に楽しめる作品だ。

ギルティギアらしさを持ちつつ、技のエフェクトやカットインのアニメーションなどの品質が向上。スタイリッシュでカッコいい対戦が楽しめる

画質設定

トレーニングモードをプレイしてフレームレートを計測。最高品質では平均35.2fpsとややもっさりとした動作だったので、画質「中」設定で測定したのが上図の結果だ。

「中」設定でも平均43.7と60fpsには届かなかったが、ゆったりとした動きは大分緩和され、カジュアルにはプレイできた。ソロプレイで遊ぶならAYA NEO 2021でも遊べるが、やはりこれ以上画質を下げると、本作の映像の魅力がもったいない、と思われるぐらいに下がる。ソロプレイでカジュアルに遊ぶ人にならアリという感じだ。

© ARC SYSTEM WORKS

アニメも絶好調で世界中で人気の『鬼滅の刃』を題材とした、ファン待望の対戦型格闘ゲーム『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』の動作も確認した。本作のフレームレート上限は30fps。前述したeスポーツでも扱われる歴史の長いシリーズの対戦格闘ゲームとは異なり、ゲームによっては30fpsを基準とした作品もあるという一例だ。グラフィック設定はすべて「高」にしてフレームレートを計測した。

動作は軽く、筆者的には遅延を全く感じず、快適にプレイできた

画質設定

解像度が1280×720ドットの場合は、ほぼ30fpsに張り付き、ほとんど30fpsを下回っていなかった。そこで、1920×1080ドットとフルHDでも計測してみたところ、平均22.8fpsとややフレームレートの低下を見せた。

筆者ははっきりとした遅延を感じなかったので、ディスプレーに接続してフルHDで遊んでも問題なさそうだったが、シーンによってはカク付く場面もありそうなので、フルHDでオンライン対戦する時は、画質設定を見直すとイイかもしれない。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

格闘ゲームの最後は、大人気ゲーム『月姫』をベースとしたシリーズの最新作として話題の『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』をピックアップ。本作は、先日デスクトップ向けのAMD製APU「Ryzen 7 5700G」での動作記事を公開しているが、dGPUなしで4K解像度でも上限の60fpsに張り付くほど軽い結果となった。

同人格闘ゲームから商業化した開発の「フランスパン」の古き良きドット絵の2D格闘ゲームは、古さを感じさせないビジュアルでリブートされながらも、CPU内蔵GPUで超快適に動作する軽さを実現している。

現代風にリブートし、新キャラも追加された『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』は、シリーズファンのみならずTYPE-MOON必見のできだ

画質設定は解像度のみとシンプル

今回は最初から4Kディスプレー「M28U」に接続して計測。3840×1440ドットの4Kでも平均60fpsとほぼ張り付いていて、まったく遅延を感じることなく快適にプレイできた。ここまで軽いと割と古いAPUでも全く問題なくプレイできそうだ。

©TYPE-MOON / Project LUMINA

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