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Zen 4にRyzen 7 5800X3D、さらにRX 6500 XTも!見どころ山盛りのAMD基調講演を振り返る(3/3)

加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

Core i9-12900Kをゲーミング最強から引きずり下ろす「Ryzen 7 5800X3D」登場

待望のデスクトップ向けRyzenについては、今回2つの重要な発表が行われた。1つめは昨年6月のCOMPUTEXで発表された「3D V-Cache」を搭載したRyzenがいよいよ発売される。Ryzenのダイの上にキャッシュメモリーを積層することでさらに性能を稼ごうというものだが、今年春に「Ryzen 7 5800X3D」として正式に発売される事を明らかにした。

この発表中にAMDは最新のベンチマークデータも公開。つい先日Ryzenからゲームキングの座を奪還(完全勝利とは言えないが……)したCore i9-12900Kに対し、Ryzen 7 5800X3Dは最大17%上回れるという。何よりこのCPUはRyzen 7 5800Xをベースにしていることからも分かる通り、既存のSocket AM4マザーボードで利用できる。第12世代CoreはLGA1700マザーへの乗り換えが必須なのに対し、Ryzen 7 5800X3Dはそのまま(BIOS更新は必要だろうが)で移行できる。

Ryzen 7 5800X3Dは8C16T、64MBの3D V-Cacheを搭載している。よく見るとクロックがベース3.4GHz、(最大)4.5GHzとなっているが、これはRyzen 7 5800Xよりも微妙に下がっている。恐らく3D V-Cacheを搭載したぶんだけ冷却が厳しくなっていることを示唆している。そして対応チップセットは既存の400シリーズと500シリーズだ

Core i9-12900KよりもRyzen 7 5800X3Dの方がゲームでよりよいパフォーマンスが出せると主張している。この主張がどの程度の範囲のゲームに適用されるかが見ものだ

Ryzen 7 5800X3Dは2022年春に発売が予定されている。下半期にはZen 4が出てしまうので5800X3Dを選ぶか、Zen 4を待つか悩ましい

そして最後のビッグニュース。AMDファン待望の次世代Ryzen「Ryzen 7000」シリーズがお披露目された。プロセスルールはさらに微細化を進めた5nmプロセスであり、PCI Express Gen5やDDR5といった最新規格もキャッチアップ。そしてCPU形状は悪名高い“スッポン”しやすいSocket AM4を捨て、遂にインテルと同様のLGA(Land Grid Array)を採用。LGA1718と呼ばれる新ソケットを採用する。Zen 4コアの詳細やパフォーマンスについては不明だが、2022年の下半期(恐らく終盤)に発売される見込みだ。

次世代デスクトップ向けRyzenである「Ryzen 7000」シリーズは5nmプロセスかつZen 4アーキテクチャーで設計される

さらにRyzen 7000シリーズはDDR5やPCI Express Gen5といった最新規格の他に、LGA1718という新ソケット(パッケージ)を採用。つまりZen 3および3D V-Cache搭載のZen 3でSocket AM4時代は終わることになる

Ryzen 7000シリーズは今年の下半期、おそらくは終盤に発売されると噂されている

まとめ:検証する側も楽じゃない

以上がAMDの基調講演で筆者が気になったポイントだ。昨年はCPU部門が大人しかった分、2022年はとんでもなく大きなRyzenの波が到来すると思われる。検証する側としては身の引き締まる思いだ。


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