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Radeon RX 6950 XT/RX 6750 XT/RX 6650 XTの実力を検証!全11GPUで比べてみた(5/7)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「Halo Infinite」でも最大10%程度伸びる

 次は「Halo Infinite」での検証だ。画質は“ウルトラ”とし、すべてAsync Computeも有効にしている。解像度はデスクトップの解像度を都度変更し、解像度スケールは常に100%設定で検証している。ローカルサーバー上でマップ“Fragmentation”におけるBot対戦を立ち上げ(ただしBotは無し)、一定のコースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

「Halo Infinite」1920×1080ドット時のフレームレート


「Halo Infinite」2560×1440ドット時のフレームレート


「Halo Infinite」3840×2160ドット時のフレームレート

 先のTiny Tina's Wonderlands同様に、ここでもRadeon勢が競合するGeForce勢を大差で上回った。RX 6950 XTやRX 6750XTでは平均フレームレートにおいて約11〜24%競合するGeForceを上回っているが、特にRTX 3060に対するRX 6650 XTのアドバンテージが最大36%と大きい点に注目。そして新旧Radeon対決軸では、RX 6×50 XTシリーズは約6〜10%旧シリーズに対して上回った。この点においてはApex LegendsやTiny Tina's Wonderlandsに近いものがある。

RX 6950 XTが安定した強さをみせた
「Forza Horizon 5」

 「Forza Horizon 5」は以前のシリーズがそうだったようにRadeonでフレームレートが出しやすいタイトルだ。画質は“エクストリーム”に設定しゲーム内ベンチマーク機能を利用するが、プレイヤーが観測できる実フレームレートを「CapFrameX」で計測している。

「Forza Horizon 5」1920×1080ドット時のフレームレート


「Forza Horizon 5」2560×1440ドット時のフレームレート


「Forza Horizon 5」3840×2160ドット時のフレームレート

 フルHDだと差がない部分もあるが、RX 6×50 XTはRX 6×00 XTに対し約3〜9%上回っており、今回は特にRX 6950 XTの伸び幅が大きい。対GeForceでも約7〜33%も平均フレームレートが伸びているが、RX 6750 XTやRX 6600 XTの4K設定下ではメモリーバス幅の狭さが足を引っ張り、GeForceに勝ちを譲っている部分も見受けられる。

中盤でGeForceに競り負けた「God of War」

 続く「God of War」でもデスクトップの実解像度を変更する形で解像度を調整した。画質は全項目を最高に設定し、マップ“ミズガルズ”内の一定のコースを走った時のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。

「God of War」1920×1080ドット時のフレームレート

「God of War」2560×1440ドット時のフレームレート

「God of War」3840×2160ドット時のフレームレート

 RX 6650 XTとRX 6750 XTはRX 6×00 XTに対し約2〜4%しか平均フレームレートを伸ばしていないが、RX 6950 XTはRX 6900 XTに対し約11%も伸ばしている。すべてのRX 6950 XT搭載カードでここまで伸びるとは言えないものの、OC設定次第ではRX 6900 XTを大きく上回るポテンシャルを秘めていると評価できるだろう。

 一方、対GeForceでは確かにRTX 30シリーズより上回るデータも見られるものの、勝ってもせいぜい4%程度、しかもフルHD時のみに限定される。WQHDではほぼ差がなく、4Kともなるとメモリーバス幅の広いRTX 30シリーズに逆に約7〜13%負けてしまう。特にRX 6750 XTはRTX 3070よりもVRAM搭載量が多いにも関わらずフレームレートではコンスタントに下回ってしまっている。

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