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Radeon RX 6950 XT/RX 6750 XT/RX 6650 XTの実力を検証!全11GPUで比べてみた(2/7)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

CU数据え置きでクロックとBoard Powerを引き上げた

 最初にRX 6×50 XTシリーズのスペックを確認しよう。今回登場した3種類のRadeonはいずれも型番マイナス50の既存モデルと同じ回路構成になっている。つまり描画性能を直接左右するCU(Compute Unit)数やInfinity Cacheの容量、メモリーバス幅といった仕様にはまったく手が入っていない。型番プラス50の差異はすべて動作クロック上昇に集中している。

 また、上位2モデルにおいてGDDR6のデータレートが16Gbps→18Gbpsへ引き上げられたことで、実質的なメモリー帯域をさらに増やし、特にRX 6900 XTの“高価な割に4Kでは伸び悩む”という弱点を克服しにかかっている点に注目したい。クロック上昇に伴いBoard Power(NVIDIAで言うところのTGP:Total Graphics Power)も増えているがRX 6950 XTで335W止まり。ライバルであるRTX 3090 TiがTGP 450Wを達成するために12VHPWRという新規格まで持ち込んだのとは対照的だ。

 ただ、今回検証用にとお借りしたRX 6950 XTのように、8ピン×3仕様のカードも存在するので、実際の製品における消費電力は設計(特にOC設定)により大きく変わってくる点は十分理解しておくべきだろう。

RX 6×50 XTと既存のRX 6×00 XTとのスペック比較。この値はリファレンス仕様となる

「GPU-Z」で今回検証に試用したRX 6950 XT搭載カードの情報を拾ってみた。ブーストクロック2435MHz設定なので、リファレンスモデルよりも125MHz高い設定となる

同じくRX 6750 XTカードの情報。RX 6700 XTがベースなのでVRAMは12GB、192bit幅となる


RX 6650 XTカードの情報。RX 6600/RX 6600 XTと同様にPCI Express x8でリンクする点に注意したい

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