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RTX 4080よりも高解像度で、高いリフレッシュレートが出力可能!

AMD Radeon RX 7900 XTX/XTがRTX 4080を上回れるのか?【前編】(2/6)

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

強みはVRAM量とDisplayPort 2.1対応

 AMDはRX 7900 XTX/RX 7900 XTを4K/8K解像度と高フレームレートを両立するゲーミング、さらにはクリエイター向けのGPUと位置付けている。ライバルはNVIDIAの「GeForce RTX 4080」(RTX 4080)であるが、RX 7900 XTX/ RX 7900 XTの方がより安く(RTX 4080は実売21万円~)、かつ搭載VRAM量も多い(24GB/20GB vs 16GB)ことが強みとなる。

 さらにディスプレー出力にDisplayPort 2.1(USB Type-C出力も含む)をいち早く採用することで、今後登場するであろう超高リフレッシュレートのディスプレーにも対応できる(DisplayPort 1.4止まりのRTX 4080よりも、より長く使える)など、将来の投資的な要素も意欲的に採り入れている。

RX 7900 XTXの映像出力:DisplayPort×2+USB Type-C+HDMIという構成。USB Type-CもDisplayPort 2.1として運用できるほか、28Wの電力供給(PD対応)にも対応している


RX 7900 XTXのUSB Type-CはUSB 5Gbps(いわゆるUSB 3.0)のコントローラーに接続されている


RTX 40シリーズはハイパワーではあるが、ディスプレー出力の帯域が細いため、4Kで300Hzまで、8Kでも60Hz(DSC利用時)の対応となる。これに対してRX 7000シリーズは4Kで480Hz、8Kで165Hzまで対応できる。また、USB Type-CもDisplayPort 2.1対応であることが、この図にも示されている


RX 7900 XTXのリファレンスカードはRTX 4080のFounders Editionよりも小さく、さらに補助電源も一般的な8ピン×2であるため組み込みやすい、とAMD。ただ今後主力になるAICパートナーによるカードでは、巨大クーラー搭載カードがメインになる公算が高く、そうなるとメリットは補助電源の仕様だけになる

 今回筆者は幸運にもRX 7900 XTX/ RX 7900 XTのリファレンスカードを試用する機会に恵まれた(開封記事はこちら:https://ascii.jp/elem/000/004/116/4116653/)。今回もギリギリの進行であったため、筆者と編集側の負担を考慮して前後編でお届けする。本稿では基本的なベンチマークと、実ゲームでの検証結果(一部)をお届けしたい。

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