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最新のRyzen 4000&Wi-Fi 6搭載のAMDファン待望の小型ベアボーン「Mini PC PN50」レビュー (5/5)

宮里圭介 編集● ジサトラハッチ/ASCII

 もうひとつ、重量級のFF15ベンチも試してみよう。こちらはフルHDではさすがに厳しかったので、1280×720のHD解像度、画質は「軽量品質」と最低に設定してのチャレンジだ。

スコアは2816で、評価は「やや重い」。さすがに重量級のゲームを内蔵グラフィックで遊ぶのは荷が重い

 解像度も画質も下げたうえでのチャレンジだが、さすがに快適に遊べる環境とは言えない結果となっていた。やはり、こういった重量級のゲームを遊ぶなら、専用のGPUが必要となる。

 とはいえ、今はフォートナイトやレインボーシックスシージのような軽めなゲームも多く、画質設定次第で意外と遊べるタイトルが少なくない。「がっつり遊ぶつもりはないが気になるタイトルをちょっと試してみたい」というくらいであれば、十分期待に応えてくれるだろう。

小型PCで気になる熱問題
高負荷時のCPU温度はどこまで上がる?

 CPUの性能が高いとなると気になるのが、温度がどこまで上昇するかだ。そこで、「CPU-Z」のストレステスト機能を使い、10分間でどこまで温度が上昇するか、動作クロックがどう変化するのかを簡単に調べてみた。

 温度と動作クロックの変化は「HWiNFO」でチェック。動作を見ていたところ、最初は動作クロックが3.5GHz前後で安定していたものの、3分を超えたあたりで大きく低下し、2.85GHz前後へと変化していることが確認できた。

 その後はテスト終了の10分過ぎまで動作クロックが変化することはなく、一定の性能を維持できていた。

テスト開始から4分あたりの動作クロックの様子。各コアの動作クロックが2.85GHz前後となっているのが確認できる

 この時のCPU温度がどう変化しているのかも見てみよう。CPU温度はストレステスト開始から上昇し続け、3分を超える頃には90℃前後まで上昇してしまっていた。Ryzen 5 4500Uの最大温度は105℃となっているのでまだ余裕はあるものの、安全性をとってか、ここで動作クロックが落ちているようだ。

 動作クロックが落ちてからはCPU温度も大きく下がり、70℃を少し超えるあたりで安定していた。

コアの最大温度で90.4℃まで上昇。さすがにこの温度が続くのは厳しいのか、動作クロックが落ちていた

 なお、動作クロックが落ちたといっても2.85GHz前後であり、基本クロックとなる2.3GHzを大きく上回っているのは忘れてはいけないポイントだ。オーバーヒートで性能が落ちているのではなく、安定性を取って高速動作を緩めた、という認識の方が正しいだろう。

 長時間高負荷が続くような使い方をするならタワー型PCの方が向いているため、小型PC、しかも超小型のNUCサイズの製品にこういった性能を求めるのは、そもそもが間違いだ。

 むしろ、3分間とはいえ高負荷を高クロックで動かせる「Mini PC PN50」は、瞬間的な負荷への対応力が強いといえるだろう。

快適に動作する超小型PCが欲しいなら
「Mini PC PN50」を筆頭候補にしたい

 ゲームや動画編集といったように目的が明確で、性能重視でPCを探しているというなら迷わずタワー型PCを選ぶべきだ。また、気軽に場所を移動して使いたいというなら、ノートPC以外の選択肢はない。

 しかし、一般用途で色々なソフトを使いたいとゆるく考えているくらいであれば、「Mini PC PN50」が候補に入ってくる。また、テレビにつなぎリビングPCとして活用するのにも小型で置き場所に困らない良い選択肢となる。自作PCとなるためハードルは若干高くなるものの、場所を取らないコンパクトサイズ、それでいて多くのノートPCを上回る性能を持つだけに、PCの周辺環境も含め、快適に使えるのは間違いない。

 価格はAmazonにて4万7800円。メモリーとストレージ、またOSを加えた場合、7万~8万円台といったところ。同じCPUを搭載するノートPCは、製品によっては6万円台からと安価だが、そもそも利用シーンが異なり、拡張性も考えれば決して悪くない選択肢だ。

 小型PCといえば性能が低い……というイメージがあるが、それを払拭し、よどほ性能が要求される用途でなければオールマイティにこなせるだけの実力があるのが「Mini PC PN50」。タワー型PCは置く場所に困るという人や、ノートPCだと画面が小さくて使いづらいと考えている人であれば、きっと満足できるだろう。

●関連サイト

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