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Radeonにも光を! 「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」でRadeonの魅力を再確認(1/5)

藤田 忠 編集●北村/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

マイニング需要が落ち着くとともに、転売ヤーの買い占めもなくなり、店頭、通販ともに買いやすい状況になっているビデオカード。GeForce RTX 3000シリーズ搭載のモデルが店頭のビデオカードコーナーに並ぶようになり、すっかり影が薄くなってしまったが、Radeonシリーズも、忘れないであげてほしい。

Radeonも忘れないであげて!

そんなRadeon RX 6000シリーズにスポットを当てるなら、WQHD(2560×1440ドット)ゲーミングをターゲットにしたAMD最新のRDNA 2アーキテクチャーを採用したGPUのRadeon RX 6700 XTでキマリだ。Radeon GPU搭載ビデオカードをメインに手がけているASRockジャパンのなかの人いわく「Radeon RX 6700 XT搭載ビデオカードの、この夏の在庫はバッチリです」とのこと。

同価格帯に位置するGeForce RTX 3070/RTX 3070 Tiの在庫状況も悪くないが、先月開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2021で、インテルのCEOが半導体不足の解消には「数年かかる可能性がある」と述べたように、半導体不足はさらに深刻化している。電子部品の納期遅延でおもちゃが発売延期になるなど、幅広い範囲で影響が出始めているだけに、全国のパーツショップ店頭ならびに通販で今ゲーミングPCを組みたいという時に手にできるRadeon RX 6700 XTは大きなアドバンテージとなる。

ゲーミングPCを組もうとショップに出向いたら、肝心のビデオカードの在庫がなかったという、残念な事態はなくなりつつある

もちろん、Radeon RX 6000シリーズは、レイトレーシング(DXR)ゲームが苦手という弱点があるが、“迫り来る恐怖”を満喫できるバイオハザード最新作の「バイオハザード ヴィレッジ」では、DXRを効かせた最高画質でWQHD@60fpsオーバーのプレイが余裕だ。

そのうえ、12GBという大容量のビデオメモリーや「GeForce RTX 3070」に迫る性能を発揮するなど、パフォーマンス面は決して悪くないうえに、進化を続け数多くの独自の機能が盛り込まれたドライバーユーティリティーの「Radeon Software Adrenalin」といったトピックもある。そこで、Radeon RX 6700 XTのメリット、デメリットを再確認していこう。

Radeon搭載ビデオカードを手がけているASRock。RX 6700 XTは5モデルをラインアップ

優秀な静音、冷却性を備える
「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」

在庫潤沢というASRock Radeon RX 6700 XTのなかで、とくに注目なのがASRockゲーミングブランド「Phantom Gaming」に属する「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」だ。

GPUコアクロックがリファレンスから引き上げられているが、11フェーズ構成の電源回路と8ピン+8ピン仕様に強化された補助電源コネクターを採用することで、ゲームプレイを安定して長く楽しめるようになっている。

そのほか、鮮やかに光るLEDイルミネーション機能を備える90mm径相当のファンを3基搭載する大型GPUクーラーをはじめ、アドレサブルRGB LEDデバイスを接続できるヘッダーピンとLEDイルミネーションをオン/オフできる物理スイッチといったトピックを満載している。

より詳しいレビューは、【冷却性能、静音性ともに優秀なゲーミング向けミドルレンジGPU「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」】を参照してもらいたい。

3連ファンを搭載する大型GPUクーラーを採用。カード長は305mmになっている

バックプレートと、基板からはみ出す補強プレートで、自重によるビデオカードの歪みをしっかりと抑えている

「GPU-Z」のステータス画面。ブーストクロックはリファレンスの2581MHzから、41MHz引き上げられた2622MHzにオーバークロックされている

アドレサブルRGB LEDデバイスを追加できるヘッダーピンを搭載する。LEDユーティリティーの「ASRock Polychrome SYNC」を使って制御できる

LEDイルミネーション機能は不要という人は、スイッチひとつでオフにできる。細かいところだが、ユーザーに合わせた配慮がうれしい

補助電源コネクターは、リファレンスの8ピン+6ピンから8ピン×2に強化。オーバークロックの安定動作を支える

最近のアッパーミドルレンジビデオカードらしく、大型でボードサイズは305×131×55mmで2.75スロットを占有する

出力インターフェースは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.1×1を装備。ブラケットに吸排気スリットがあるのがポイントだ

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