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Radeonにも光を! 「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」でRadeonの魅力を再確認(2/5)

藤田 忠 編集●北村/ASCII

※この記事はASCII.jpからの転載です(文中リンクはASCII.jpの記事に飛ぶことがあります)

「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」を
ミドルゲーミングPCに搭載

ハイスペックPCにRadeon RX 6700 XTを搭載した際の詳細なゲーミングパフォーマンスは、GeForce RTX 3070や前世代GPUのRadeon RX 5700とも比較している【WQHDゲーミング向けGPU「Radeon RX 6700 XT」の実力を試す【後編】】を、参照していただくとして、ここでは別の切り口でASRock「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」を触っていこう。

8コア/16スレッドCPUで4万円前後のCore i7-11700に、ASRock製マザーボードの「H570 Steel Legend」を組み合わせた構成でテスト環境を構築した。

8コア/16スレッドCPUのCore i7-11700。実売価格は徐々に値下がり。アキバ最安価格は3万9800円(7月上旬調べ)だ

最大クロックは4.90GHzだが、Power Limitが65Wに設定されているため、マルチスレッド性能は若干低めになる

LGA1200でコスパ良く組めるH570チップセットを採用したASRock「H570 Steel Legend」。実売価格は1万5000円前後

16スレッドCPUなら十分な8フェーズの電源回路を採用する

リアインターフェースは必要最低限だが、2.5G LANやUSB3.2 Gen2×2 Type-Cポートなどの最新規格を採用する

コスパを考えたCPUとマザーボードでテスト環境を構築している

テスト環境
CPU Intel「Core i7-11700」
(8コア/16スレッド、2.50~4.90GHz、TDP 65W)
マザーボード ASRock「H570 Steel Legend」
(Intel H570、ATX)
メモリー CFD販売「W4U3200BMS-16G」
(DDR4-3200、16GB×2)
ビデオカード ASRoccok「Radeon RX 6700 XT Phantom Gaming D 12GB OC」
(Radeon RX 6700 XT、GDDR6 12GB)
SSD Western Digital「WD Blue SN550 NVMe WDS100T2B0C」
(NVMe PCIe3.0×4 M.2、1TB)
電源ユニット Cooler Master「V850 GOLD V2 MPY-850V-AFBAG-JP」
(80PLUS GOLD、850W)
OS Microsoft「Windows 10 Home」64bit
(May 2021 Update)

苦手なDXRもゲーム次第!
「バイオハザード ヴィレッジ」なら4Kゲーミングもオッケー

前述のレビュー記事でわかるように、Radeon RX 6700 XTは人気eスポーツタイトルの「エーペックスレジェンズ」を144Hz駆動のゲーミング液晶で快適にプレイできるパフォーマンスを発揮する。しかし、ライバルNVIDIAが一歩先に対応したリアルタイムレイトレーシング「DirectX Raytracing」(DXR)でのパフォーマンスは、正直今ひとつだ。

実際、今回のCore i7を搭載するPC構成で、重量級ゲームタイトル「ウォッチドッグス レギオン」でDXRを有効にすると、フルHD解像度・最高画質(グラフィック品質「最大」、精細度100%)のレイトレーシング「オフ」で平均72.58fpsだったフレームレートが、DXRを「最大」にすると、ゲームプレイが厳しい18.83fpsまで落ちてしまう。

もちろん、GeForce RTX 3070も同じようにダウンするが、Radeon RX 6700 XTが75%近くダウンしたところ、RTX 3070は33%ダウンに留まり、フレームレートは48.38fpsになっている。

「ウォッチドッグス レギオン」の結果

DXRは苦手だが、冒頭で触れたように「バイオハザード ヴィレッジ」など、DXRを効かせた最高描画で快適にプレイできるゲームもある。また、「DiRT5」のように、DXR処理の負荷が比較的軽めなゲームも、フルやWQHD解像度での快適なゲームプレイを狙える。

実際に最高画質設定、DXRオンでフルHDとWQHD解像度のフレームレートを計測すると平均フレームレートは、RTX 3070に一歩及ばないが、快適にプレイできるフレームレートになっている。

「バイオハザード ヴィレッジ」の結果

「DiRT5」の結果

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