メーカー:ASUS
新しい仕組み・設計をいち早く取り入れるのがROG STRIX
製品名:ROG STRIX X670E-F GAMING WIFI
実売価格:8万円前後
チップセット:AMD X670
フォームファクタ:ATX
PCI Express x16:Gen5
M.2 PCI Express x4:Gen5
USB:USB 3.2 Gen2x2 Type-C
ASUSのゲーミングマザーボードの人気グレードであるROG STRIXとあって、ビデオカード用PCI Express x16スロットもM.2スロットもGen5対応と、ハイエンドゲーマーのニーズに応える仕様。VRMヒートシンクは大きくヒートパイプも使用。チップセット+M.2用ヒートシンクも大型で、Gen5対応スロットはSSDの裏面用にもバックプレートを用いている。
ROG STRIXと言えばDIYフレンドリーな設計をいち早く取り入れるところも見もの。ハイエンドゲーマーなら、そのPCのライフサイクルの中でビデオカードをアップグレードすることもよくあるが、ケースに入った状態からの挿し換えはなかなか手間がかかるもの。とくに固定用のラッチを解除するのはひと苦労だ。ROG STRIXでは、「PCIEスロット Q-RELEASE」を設け、比較的パーツ密度が低いメモリースロット横のボタンを押すことでラッチを解除できる。
質実剛健こそTUFの魅力
製品名:TUF GAMING B650-PLUS WIFI
実売価格:4万5000円前後
チップセット:AMD B650
フォームファクタ:ATX
PCI Express x16:Gen4
M.2 PCI Express x4:Gen5
USB:USB 3.2 Gen2x2 Type-C
TUF史上もっともシンプルなデザインになったのではないかと思う今世代。とくにVRヒートシンクのデザインは、ブロック型で冷却性能を追求しつつシンプルさも増している。AMD B650なので、ビデオカード用PCI Express x16スロットはGen4、ただしM.2 SSDはGen5対応としているので次世代高速SSDへの備えはできている。とはいえ標準のM.2 Gen5スロット用ヒートシンクはGen4までのものと同じ厚みなので、ヒートシンク付きのGen5 SSDの利用を考えたものかもしれない。
拡張スロットレイアウトはメインストリームユーザー向けで、M.2 SSDの冷却を考慮していると思われる。まずx16スロットの3つ下に汎用性の高いx16形状のGen4 x4スロットがあるため、3スロットを超えるビデオカードを組み合わせると、残るスロットは最下段x1スロットのみになってしまう。
一方、チップセット下のM.2スロットは5段目にあるのでビデオカードの発熱の影響を受けにくい。ほか、バックパネルには、USB 3.2 Gen2x2 Type-C、USB 3.2 Gen2 Type-Cと、Type-Cが2系統。簡易版のBIOS Flashbackボタンも搭載していてこのクラスとしては利便性がよい。