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AMD環境でTHE DIVISION 2を快適に遊べるPCスペックを探った!(2/5)

加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ

THE DIVISION 2の推奨スペックは?

最初にTHE DIVISION 2の動作環境を確認しておこう。UBIが推奨するスペックは公式サイトからの抜粋した以下のとおりである。

THE DIVISION 2の動作環境

これによれば推奨動作環境はRyzen 5 1500XにのCPUにRX 480(VRAM4GB)、メインメモリー8GBでフルHD&60fpsプレイが楽しめ、それより上を目指すなら8コア16スレッドのRyzen 7と、Vega 56やRadeon VII等のハイパワーGPUが必要になる。

THE DIVISION 2はDirectX11でも動作するが、最新GPUのパフォーマンスを活かすのであれば、Windows 10とDirectX12モードの組み合わせをオススメしたい。HDRにも対応しているのでFreeSync2 HDR液晶と組み合わせれば最高のビジュアルを楽しめることだろう。

THE DIVISION 2が快適に遊べるかを検証する

THE DIVISION 2には幸いなことにベンチマーク機能が搭載されているのでパフォーマンスチューニングは非常に楽だ。ベンチマーク終了時には平均fps等とともにスコアーも表示されるが、このスコアーは単純にレンダリングしたフレーム数を表示しているだけなので、あまり大きな意味はない。

スコアーをベンチマークの計測時間である90(秒)で割って小数点を丸めれば、リザルト画面に表示される平均fpsとなる。最低/最高fpsは掲示されないが、ベンチマーク終了時に生成される.csvファイルを解析すれば算出することは可能だ。

THE DIVISION 2のベンチマーク終了時に表示されるリザルト画面。スコアーはフレーム数と同じなので、これを90で割れば平均fpsが算出できる。GPUやCPU占有率の推移も掲示されるが重要なのは後者。CPU占有率が100%近くに張り付いているなら、そのCPUはもう今どきのPCゲームにはあまり適さないと考えたい

THE DIVISION 2のベンチマーク終了時に生成される.csvファイルをExcelで開いたところ。1行目はフレームレートやCPU占有率等の平均値、2行目から生データとなる。一番左から右へフレーム番号、フレームタイム、GPU占有率、CPU占有率と続く

今回の検証環境を紹介しよう。ビデオカードはRadeon VII、Vega 64、RX 590という現行Radeonのシンボル的な3モデルを準備した。

【検証環境】
CPU AMD「Ryzen 7 2700X」(8コア/16スレッド、3.7~4.3GHz)
CPUクーラー NZXT「Kraken X62」(簡易水冷)
ビデオカード AMD「Radeon VIIリファレンスカード」、AMD「Radeon RX 64リファレンスカード」、PowerColor「AXRX 590 8GBD5-3DH/OC」(Radeon RX 590)
マザーボード GIGABYTE「X470 AORUS GAMING 7 WIFI」(AMD X470)
メモリー G.Skill「F4-3200C16D-16GTZRX」(DDR4-2666で運用、8GB×2)
ストレージ Western Digital「WDS100T2X0C」(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Silverstone「ST85F-PT」(850W、80Plus Platinum)
OS Windows10 Pro 64bit版(October 2019 Update)

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