280mm簡易水冷が推奨のRyzen 9 3950X
メインストリーム向けCPUの最高峰となる16コア32スレッドの「Ryzen 9 3950X」。TDPは105Wと16コア32スレッドとして考えるとかなり抑えられているが、それでも発熱はそれなりにあり、AMDは空冷CPUクーラーではなく、“280mmラジエーター採用の簡易水冷CPUクーラー”の使用を推奨している。
CGレンダリングや動画エンコードなどといった、32スレッドにフル負荷を長時間かける作業を、環境に関係なく、安定した性能で行なうなら、簡易水冷の導入が確実・安心という訳だ。
そこで数ある簡易水冷CPUクーラーのなかから、“これだ!”という売れ筋モデル4製品を集めて、「Ryzen 9 3950X」の冷却パフォーマンスを計ってみることにした。

第3世代Ryzen最上位で、16コア32スレッドを実現した「Ryzen 9 3950X」。実売価格は9万9000円前後

CPU負荷率が32個並んだタスクマネージャー。なかなか壮観な眺めだ