AM5自作の”さ・し・す・せ・そ”
ここからは料理のさ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)的に、Socket AM5自作のポイントを紹介していこう。
まずはCPUの取り付けだ。組み立て工程の流れに違いはないが、CPUソケット形状が大きく変わったことで、CPU取り付け時のポイントが変化している。Socket AM5では、ソケット側にピンが密集していて、ちょっとした油断がピン曲がりを招き、動作不良、さらに物理破損で有償修理という大ダメージに繋がることもある。しっかりと工程を理解しておこう。
Ryzen 7000はピンがなくなったが、裏面には接触端子がビッシリと並んでいるので、直に触るのは厳禁だ。これまでと同じく摘まむように持つように心がけよう。静電手袋をしていれば安心ではあるが、実はSocket AM5では、つけずに作業したほうが安全なこともある。静電手袋の作り次第だが、油断すると指先の布が、ソケットピンに引っかかってしまうことがあるのだ。
CPUの取り付けは、“CPUソケットカバーを固定しているレバーを外す”→“Ryzen 7000を取り付け”→“CPUソケットカバーを戻して、レバーでロックする”といった流れになっている。いくつかポイントがあるので、しっかりとマスターしておこう。