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流用できるPCパーツやCPUの取り付け方法、グリス選びまで、AM5自作を失敗しない基本をまるっと紹介!

今さら聞けないAMD最新ソケットAM5対応自作PCの組み立て方を丁寧に解説!(7/9)

藤田 忠 編集●AMD HEROES編集部

DDR5 OCメモリーの性能を引き出す「AMD EXPOメモリー」

Ryzen 7000シリーズの対応メモリーは、DDR5メモリーのみとなり、定格でDDR5-5200までをサポートしている。AMDはそんなDDR5メモリーの性能を、Socket AM5プラットフォーム上で引き出すために、新たなメモリー規格の「AMD EXPO」を導入している。

インテル独自のメモリー用オーバークロック規格のXMP(Extreme Memory Profile)と同様に、BIOS上でプロファイルを選択することで、Ryzen 7000シリーズに最適なメモリータイミングを呼び出すことができる。

マザーボードはAMD EXPOとXMPの両方に対応している製品が多いので、すでに所有しているXMP対応DDR5メモリーを問題なく使用できるが、これから購入するならRyzenのパフォーマンスを最大限活かせるAMD EXPO対応メモリーがおすすめだ。

AMD EXPO対応メモリーは、Kingstonなど主要メーカーから発売されている

このシールがAMD EXPO対応の証だ

DDR5(上)とDDR4(下)に、互換性はない。切り欠きの位置が異なるので、異なるメモリースロットに挿すことはできないので気をつけよう

取り付け方は、DDR5メモリーでも同じだ。メモリーとメモリースロットの切り欠き位置を合わせて、メモリー上部の両端を親指で押せば、スロットにカチッと挿し込まれる。

DDR5メモリーとスロットの切り欠きの位置を、必ず確認しよう

切り欠きの位置が合っていれば、力を入れずとも奥まで差し込める

メモリーの取り付け位置は、マザーボードのマニュアルで確認しよう

画面はBIOSTAR「X670E VALKYRIE」のBIOS。マザーボードはAMD EXPOとXMPの両方に対応。XMPプロファイルの読み込みも行える

ASRockの設定例。AMD EXPOとXMPは、「DRAM Profile Configuration」から設定

プロファイルの一欄から、AMD EXPO向けのプロファイルを選択するだけだ

メモリータイミングや動作電圧など、さまざまな項目が変更される

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